実は、派遣登録や職場見学の服装で損している人が結構います。
なぜなら、人は初対面の印象の多くを視覚から得るため、そのフィルターを通して「あなたという人」をジャッジするから。
この記事では、服装が重要な理由とコーデ例をご紹介します。
【職場見学や派遣登録】40代が服装で損する理由
「派遣」のイメージかもしれませんが、学生時代のアルバイトやパートと同様に考えると損をしてしまいます。
特に事務系やIT系などのオフィスワークの場合、派遣の仕事は正社員と近くなってくるんです。
もちろん厳密には業務内容や責任範囲などは、異なります。
けど、「同僚としてしっかり働く人」ぐらいに思っていたほうが賢明。
それを踏まえると、派遣登録と職場見学は以下のとおりに言い換えられます。
派遣登録=派遣会社が「この人は信頼できる?」をジャッジする場
職場見学=派遣先による面接
派遣登録のとき、コンサルタントは優しい言葉をかけつつ、あなたをしっかり見ているとおもっていてね
派遣登録|服装で損する人
これはスーが失敗した話ですが、初めて派遣登録に行った時、私服で行ってしまったんです。
その派遣会社は、登録時に1時間ほどの研修も受けることになっていました。
で、ロングブーツを履いていたスーは、しっかり注意された^^;
- 「事務手続き」ぐらいに思って、普段着で参加
- オフィス感が感じられない服装
- 清潔感がない(化粧っ気がないの含む)
職場見学の対策については、「派遣の職場見学でされる質問とは?準備を5つのステップで解説」をご覧ください。
職場見学|服装で損する人
職場見学は、派遣先企業の面接と思ってください。
ただ、派遣先が知っているのはあなたのざっくりとした職歴ぐらい。
本当は面接することは禁止なので、いろいろ遠回しな質問しかしません。
そのため、見た目の印象に大きく左右されちゃうんです。
- 「打ち合わせ」ぐらいに思って、カジュアル服で参加
- 派手なネイルやヘアカラーのまま参加
- 全体的にオフィシャル感が無い
40代派遣社員の服装のチェックポイント
40代は「経験豊富」という印象を持たれています。
それは、ある特定の仕事かもしれないし、社会人としての経験です。
なので、そのイメージを壊さない、むしろイメージUPを考えたほうがいい結果に繋がります。
- きちんと感を感じられる服装にする
- 清潔感は大事
- 年齢以上に老けて見られないようにする
年齢以上に老けて見えると、「職場の環境に合うかな?」みたいな不安を抱かせることも。
逆に良い印象だと、「この方なら馴染めそう」という判断になること。
40代派遣社員の職場見学・登録コーデ
では、具体的なコーデをご紹介しますね。
スーツ
派遣登録も職場見学もスーツである必要はありません。
ただスーツがあるなら、さっと決まるので悩まなくていいのがメリット。
「スーツで行くと老けて見える」「ボディラインが」なんてことも言われていますが、それは気にしなくてOKです。
「TPOをわきまえていている人」と思われる方が大事。
- インナーを明るめにすると、顔が明るく見える
- ノーカラーでもOK
- 礼服、ツイードは避けよう
ジャケット×スカート
一番多いのが、ジャケットスタイルです。
手持ちのジャケットにスカートをあわせます。
- スーツのジャケットは、他のスカートと相性が良くない時がある
- 金融などキッチリした職場は、スカートは地味めで
- ジャケットは、ノーカラーでもOK(金融系は襟付きがいいかも)
夏バージョン
冬バージョン
ジャケット×パンツ
ジャケットとパンツの組み合わせもアリ。
- デニムはNG
- ノーカラージャケットはOK
- 派手な色のパンツは避ける(赤やショッキングピンクなど)
夏バージョン
冬バージョン
ジャケット×ワンピース
ワンピースにジャケットをあわせるスタイルもアリです。
- 派手なワンピースは避けたほうが無難
- マキシワンピはNG
- しっかりめの素材を選ぶ(とろみ系は避ける)
職場見学&派遣登録のバッグ・靴はどうする?
服装だけじゃなく、バッグや靴も気になりますよね。
バッグ
就活バッグみたいなものである必要はありません。
ただ、カジュアル過ぎると服装とマッチせず、悪目立ちしちゃいます。
- 革(フェイク含む)だとちゃんとして見える
- 小さすぎるバッグは、お出かけ感でるのでNG
- 理想は自立するバッグ(布バックのようにふにゃってならない)
- 色はモノトーンやパステルカラーなど派手すぎないもの
- トートバックは、素材がしっかりしていればOK
靴
靴は意外と見られています。
ローファーやバレエシューズなどは、服装のバランスが取れていればOK。
- ロングブーツ
- サンダル
- つっかけタイプ(パンプスタイプもNG)
- スニーカー
- レインブーツ
- 厚底タイプ
フラットシューズは、見た目が派手ではなく、素材がしっかりしていれば問題なし。
【40代の職場見学・派遣登録】髪・メイク・ネイル
髪型・髪色やネイル、メイクも注意しておきましょう。
たとえ、職場が気にしないととなっていても、オフィス感を出しておくほうが無難。
働きだしてから、個性を出して行ってみては?
ヘアスタイル
ヘアスタイルは、清潔感があれば問題ありません。
ただ、ひっつめのお団子ヘアは、老けて見えるので要注意。
- ボサボサ頭
- 髪を巻きすぎて派手な印象
- ヘッドアクセ
長い髪は束ねて行くほうがスッキリみえます。
バナナクリップなどヘッドアクセは、使用しないほうがよいです。(ゴムで十分)
洗わないでOKな美容オイルとかを毛先につけるだけで、まとまり感でるのでおすすめです。
ヘアカラー
ヘアカラーは、無難なのはやっぱり黒系・焦げ茶系です。
業種によっては、すごくヘアカラーに敏感なので、髪色が明るい場合や目立つ色の場合は、染める必要があります。
一番いいのは、登録前に染め直していくこと。
派手なヘアカラーだと、お仕事紹介に影響する可能性があるためです。
どうしても間に合わない場合は、髪をまとめるなどして目立たないようにしてみましょう。
- 金融系
- 接客(家電や携帯販売など)
- 年齢層が高い会社
メイク
ナチュラルメイクがおすすめです。
これも無難に、ということで。
すっぴんはおすすめしません。
偏見に聞こえるかもしれませんが、女性の場合は「化粧っ気」がある方がビジネス感がでます。
眉毛と口紅を意識してみるといいかもです。
とある採用担当者に聞いた話ですが、ブランクがある人を採用する時は眉毛をみるそう。
ここを整えているかどうかで、社会に出る準備ができているかを判断している、といっていました。
口紅は濃すぎず、顔色が明るく見えるやつを選ぶとよいです。
口紅は意外と使えて、夕方のメイク落ちが気になる時間帯に口紅だけ差すと、元気にみえるんですね。
就業後も印象をコントロールできますよ。
ネイル
派手なネイルも避けるのが無難でしょう。
これもヘアカラー同様に業界によっては、NG。
就業後も厳しく管理する会社もあるので、ネイルを楽しみたい人は派遣登録時にコーディネーターに相談しておくといいです。
ジェルネイルでもシンプルなら、そのままで問題なし。
アクセサリー
アクセサリーはありですが、派手すぎないように注意しましょう。
シンプルなピアスやネックレスは、そっと華を添えてくれる効果もあるので、問題なし。
見落としがち!最後にチェック
服装はあなたの印象を大きく左右するものなので、うまく使えば良い印象に繋がり、仕事が見つかりやすくもなります。
最後のチェックとして、以下のことにも確認しましょう。
- 匂いがキツすぎる香水
- 洋服のシワ
- ストッキングの伝線
- 靴の汚れ
- マニキュアが剥げている
- タバコのニオイ
- 洋服のほつれ
タバコの匂いは、吸ってない人は敏感に気づくんだよ。
派遣登録時も職場見学も、直前に香りが残らないこと意識してね。
職場見学や派遣登録の服装に関するよくある質問
服装に関するよくある質問をピックアップしました。
リクルートスーツっぽく見えたくないのはどうすればいい?
インナーをシャツ以外にしてみるといいですよ。
ニット素材で明るめの色をチョイスするなど。
ユニクロやGUで売っているニットで全然OKです。
冬はタートルネックでも問題なし!
金融系は、シャツで!なんてこともあるよ。心配なら派遣会社に確認しよう。
ロングスカート・マキシスカートってアリ?
ロングスカートやマキシスカートの場合、ジャケットを羽織ってもオフィス感というより、オシャレ感が先行されちゃいます^^;
個人的には好きですけど、「仕事に就く」が目的なので避けたほうがよいでしょう。
ワイドパンツはアリ?
ワイドパンツは、ガラやボリューム感によります。
ジャケットを着てみて、ビジネスな感じがでるならOKですが、オシャレさが先行するなら避けたほうが無難です。
ペンシルスカートでもいいかな?
ヒザ下くらいなら、問題ないと思います。
ただ、色や柄、レースの大きさなどでカジュアルに見えすぎるならやめておきましょう。
髪色を染め直したほうがいい?
もし明るい色や派手な色、プリンが目立つ場合は、染め直すことをおすすめします。
ヘアカラーで遊びたいと思っている人は、派遣登録時にヘアカラーにうるさくない職場を希望してみてください。
シフォン・チュールスカートでもいいの?
避けたほうが無難です。
色合いやジャケット着用でキッチリ見えることもありますが、どうしても普段着の印象が強いんです。
40代の場合は、社会人経験の豊富さを見込まれることもあるので、しっかり感を出したほうがよいでしょう。
生足でも大丈夫?
ストッキング着用をおすすめします。
細かいかもしれませんが、コーディネーターも派遣先も「面接慣れ」しているんです。
意外と見られている、と思っていたほうが安心です。
スーツがないんだけど、買うべき?
仕事で着用を求められない限り買う必要はありません。
ジャケットで十分。
カーディガンはダメですか?
カーディガンは、避けたほうがいいです。
入社してからであれば、問題ないです。
派遣登録と職場見学は、「面接」なのである程度のフォーマル感は必要です。
オープントゥのくつはどう?
パンプスでキレイに見えれば問題ないです。
どちらかというと、踵が見えちゃう靴のほうがNG。
タイツはあり?
黒で分厚くなければ、問題ないです。
柄物や厚手のタイツは、カジュアル感がでるので避けたほうが無難。
なかなかお仕事が決まらない時
服装や身なりに気をつけていても仕事が決まらないとき、以下の項目に当てはまりませんか?
- 職場見学の対策をしていない
- 時給を相場より高く希望している
- 譲れない条件が多い
職場見学は、面接ですので言葉に惑わされず対策が必要です。
職場見学の対策については、「派遣の職場見学でされる質問とは?準備を5つのステップで解説」で解説しています。
服装も職場見学も対策しているのに!という人は、こちらの記事を読んでみてくださいね。
もし、「派遣登録で失敗したなぁ」と思うフシがあるなら、別の派遣会社へ登録してみてください。
厳しいようですが、初対面の印象を変えるのってすごく大変なんです。
さっさと見切りをつけて他の派遣会社に行っちゃいましょう!
まとめ:見た目をめんどくさがらないこと
「派遣だし、服なんてそんなにかしこまらなくても・・」と思っていると、知らないところで損することが増えてきます。
40代以上になってくると、お仕事紹介にもいろいろ影響がでてくる頃。
見た目で損している場合ではありません。
人は思っているより見た目で、相手を判断します。
そして、初対面の印象は半年続くなんて研究結果もあるくらい。
しっかり対策して、希望の仕事を見つけてくださいね。
応援しています!