派遣は3ヶ月ごとに契約の有無が決まるので、「仕事がなくなる?」と不安を感じる事が多いですよね。
長期の仕事だと聞いているのに、契約は3ヶ月。。
なぜそんな形態になっているのかといえば、派遣先や派遣会社の思惑がいろいろあるから。
この記事では、派遣の契約更新がされない予兆とその対策についてシェアします。
契約更新がないかも?12個の予兆
契約更新がされない予兆は、自分が原因もあるけど、会社の都合もあるんです。
12個の予兆をご紹介しますね。
- 契約更新確認の連絡がいつもより遅い
- 依頼される仕事が減ってきている
- 派遣先の業績が悪化
- 派遣先の上司から注意が多い
- 派遣会社の担当者から注意された
- マニュアル作成を依頼された
- なぜか別の人に引き継ぎを言い渡された
- 派遣会社の担当が急に会いたいと言ってきた
- 社員のリストラ話が出回っている
- 部署や支社統合の話がでている
- 派遣先の事業撤退話がある
- 業務委託に切り替える話がでている
契約更新確認の連絡がいつもより遅い
契約更新の期間が近づくと、普段は同じようなタイミングで連絡があるもの。
契約更新面談の連絡がいつもより大幅に遅れている場合、派遣先と派遣会社が契約更新の有無について相談している可能性があります。
ただ、これは以下の理由で遅れていることもあるので、ご注意を。
- 派遣会社の担当が変わって、更新確認のタイミングが変わった
- 派遣先の担当が変わって、更新確認のタイミングが変わった
依頼される仕事が減ってきている
もともと担当していた業務量が減少したり、新たな業務を指示されていない場合、派遣先の業務量そのものが減っているか、あるいは契約終了を鑑みて調整に入っていることがあります。
契約終了の可能は、下記のような印象あると思います。
- ほかの人に仕事が回されている
- 部署は忙しいのに、自分は手が空いている気がする(以前と比べて)
派遣先の業績が悪化
派遣先の業績が悪化している場合、コスト削減の一環として派遣社員の更新を見送る場合があります。
いわゆる「派遣切り」ってやつです。
ただ、なかなか業績悪化って判断しにくいですよね。
周囲の人の話や業界か不況に入っているか、など総合判断にはなってきます。
派遣先の上司から注意が多い
派遣先の上司からよく注意される場合、要注意です。
- ミスが多いと言われる
- 勤怠がよくないと思われている
- 八つ当たり?
もしかしたら業務や勤務態度への評価が下がっているかもしれません。
そうなると「契約更新しないよ」という判断がくだされる可能性があります。
派遣会社の担当者から注意された
派遣会社の担当者から業務に関する注意やアドバイスを受けた場合、派遣先からのフィードバックがあった可能性が考えられます。
派遣先の上司が思うことがあっても、直接派遣社員に言わないことはよくあるんです。
自社の社員じゃないから言いにくいなと思って、派遣会社の担当者経由で注意して欲しいといっているんですね。
この場合、まだ改善の余地があるから言っているケースが多いです。
特に初めて言われるなら、そんなに心配しないでいいかも。
注意されたことを直すように心がけましょう。
マニュアル作成を依頼された
突然、業務のマニュアル作成を依頼される場合、契約終了を見越して業務に支障が無いように対策してきた可能性があります。
- 評価がよくないので、別の派遣社員に変えたい
- 社員が着任することになった
- 業務自体を別の部署に移管することになった
ただ、「マニュアルがないから作成してこう」「担当者を増やすつもりだから」「属人化しないように」なんて理由もあるので、一概に終了の予兆とは言えないですけどね。
なぜか別の人に引き継ぎを言い渡された
本来、業務の引き継ぎは、担当の入れ替えが予定されている時に行われるものです。
正社員であれば、別の仕事に就かせたいから業務を引き継ぐことはありますが、派遣社員では考えにくい。
というのも、派遣社員は契約でしっかり業務内容が定められていて、勝手に変えられないから。
突然の引き継ぎ指示で、特に別の仕事が割り当てられないようなら、派遣会社に確認してみたほうがいいかも。
派遣会社の担当が急に会いたいと言ってきた
派遣会社の担当者から急に面談を希望される場合、契約や業務に関する重要な情報の共有があることを示唆していることが多いです。
いつもの面談ではなく、なにか雰囲気が違うなと思われる場合、心づもりを・・
社員のリストラ話が出回っている
派遣先で正社員のリストラの話が浮上している場合、業績の悪化や組織の変革が背景にある可能性が高いです。
社員リストラは、派遣社員にも影響を及ぼす可能性があります。
特に業績悪化のリストラは、契約終了が近づいているかも。。
外資系の企業だと、ドライにリストラしてくることがあるよ。
業績が悪い会社は、時給も上がらない可能性大だし、雇用も一層不安定だから、派遣先を変えるのを検討したほうがいいかも。
部署や支社統合の話がでている
企業の経営効率化や業績の改善を目的とした部署や支社が統合されることがあります。
統合に伴い人員の再配置が行われる可能性があり、派遣社員の契約更新にも影響する場合があります。
統合先の部署にいけることもあれば、人員オーバーで全員は行けないこともあるんだよ。
派遣先の事業撤退話がある
派遣先が特定の事業から撤退する話がある場合、その事業に関連する業務を担当している派遣社員の契約が更新されない可能性が高まります。
「別部署に異動・・」と思うかもしれませんが、これはなかなか難しい。。
業務委託に切り替える話がでている
最近は、採用難や効率化を目的に、業務委託を利用する企業が増えているんです。
担当している業務を外部の会社に委託するので、派遣契約がなくなる可能性がでてきます。
外部の会社に所属変更しませんか?という場合もあるよ。
この場合は仕事を続けられるけど、雇用主や上司が変わる可能性あり。
「契約更新がないかも」という不安への対処
派遣契約の更新については、派遣社員にとって避けられない問題。
でも、生活があるし、次の仕事も探せるかわからないなど、不安を感じますよね。
その不安を最小限に抑えるための対処法をご紹介します。
派遣会社の担当者に連絡してみる
まずは、今の不安や懸念を派遣会社の担当者に正直に話してみましょう。
担当者からは派遣先の評価や契約更新の見通しや役立つ情報を得ることができるはず。
「心配のしすぎだった!」
ってことも十分にありえます。
仮に、契約終了の話が出たとしても、早めに対策を打てますから・・(ショックだけどね)
長期のお仕事が短期で終わることについては、「派遣更新されない ショック!なんでなの?理由が知りたい」をご覧ください。
もし自分自身が原因だった場合は?
自分の評価や勤怠が問題だった場合、いきなりクビにはならないはずです。
派遣会社も改善を促してくるし、同時に派遣先にも猶予をくれと相談するはず。
ただ、どうなるかは不透明なので、改善すれば継続の可能性があるかなど確認しておくといいです。
仕事検索をとりあえずしてみる
「仕事を検索する」だけしてみてください。
別に応募しようとか思わなくても、探しているだけで就活スイッチがそっと押されて、少し前向きになれます。
「あ、これは応募できそう」ってなると、安心感もでてきますしね。
転職サイトや別の派遣会社の登録だけ進めておく
今の派遣会社が次の仕事を紹介してくれるとは限りません。
評価や勤怠が理由の契約終了は、派遣会社もなかなか紹介してくれなかったり、不人気のお仕事しかくれないことも。
万が一のために、転職サイトや別の派遣会社に登録しておくことをおすすめします。
登録しておくと、いざ活動する時にすぐ応募できちゃうので。
次の派遣会社については、「次はどこの派遣会社に登録する?【10選】職種別のオススメ派遣会社」をご覧ください。
正社員を目指したい人はこちら→派遣社員を脱出する。正社員に向けての転職活動スタート
急な契約終了でチェックしておくこと
もし、契約終了となってしまったら、次のことを確認するようにしてください。
- 有給の残数
- 通院しているなら保険証があるうちに
- 保育園に子供を預けているなら猶予期間を確認
- 会社都合の離職票を発行してくれるか確認
- 契約終了日まで30日を切っている場合は休業手当を要求
- 契約終了時に精算されるものを確認
有給の残数
有給は消化したほうがいいです。
同じ派遣会社からすぐに別の派遣先に決まるなら持ち越せますが、そうじゃないと消滅しちゃうので。
派遣先都合だし、遠慮なく取得してくださいね。
有給取りにくいなぁと思う方は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
通院しているなら保険証があるうちに
契約終了とともに保険証の返却もしないといけません。(任意継続するなら別)
いろいろ手続きができて面倒なので、通院の予定があるなら契約期間中に行っておきましょう。
保育園に子供を預けているなら猶予期間を確認
契約終了で無職になる可能性がある場合、保育園の利用条件に影響が出ることがあります。
利用継続の条件や、新しい仕事を見つけるまでの猶予期間を保育園側に確認しておきましょう。
会社都合の離職票を発行してくれるか確認
離職票は、失業保険を受け取るために必要な書類です。
会社都合での離職である場合、離職理由を会社都合にしてもらわないと、失業保険がすぐに給付されない状態になります。
営業担当者に「会社都合で離職票発行ですよね?」と念のために確認してくださいね。
契約終了日まで30日を切っている場合は休業手当を要求
契約終了の30日前に通知がなかった場合、休業手当の支給を求めましょう。
派遣社員から要求しないと支払わないという営業担当もいたりするので、要注意!
自分が原因(評価や勤怠など)であっても、30日過ぎていたら請求してくださいね。
契約終了時に精算されるものを確認
契約終了時には、いろいろ精算があったりします。
- 立て替えていた経費
- 社会保険などの税金
- 派遣先からでていた手当
- 交通費
どうなるか心配な場合は、派遣会社に確認しておくといいですよ。