派遣の職場見学後に仕事を断られることは、正直よくあります。
職場見学や顔合わせといった言葉で濁していますが、内容は面接。
合否がでてしまうのですよね。
稀に合否もでない、仕事を受けたら合格の職場見学もあるよ。
この記事では、職場見学後に断られる理由と確率、断れた場合にすることについて解説します。
そもそも職場見学で断るのは違法では?
職場見学は違法にならないように実施されることが多く、グレーゾーンといったところです。
なので「派遣先が断った」という回答を、派遣会社はしないはず。
- 派遣会社が総合的に「この仕事は合わない」と判断した
- 今回は他社の派遣社員が決まったようだ
- 派遣先の都合で仕事がなくなった
みたいな理由でお断りを伝えてきます。
「派遣先の判断で断った(≒面接)」という言い方をしません。
実際には派遣先の意見は大きく反映されるんですけどね。。
職場見学を面接と思っていなかったら、びっくりするね
派遣の職場見学後に断られた理由
派遣の職場見学後に断りになった主な理由6つをご紹介します。
それぞれ解説しますね。
スキル・経験が足りなかった
派遣会社は、派遣先から聞いた必要なスキルや経験にマッチした派遣社員を選出します。
ただ、100%合致していることは少なくて、70%ほどでも派遣先も会ってみて決めようというケースはよくあります。
職場見学で派遣社員に直接スキルや経験を確認して、最終判断をするんですね。
チームカラーに合わなかった
十分なスキルや経験があったとしても、チームカラーに合わないからという理由で断られることもあります。
職場見学の場合、人柄や相性を見るのも主な目的のひとつなんです。
「社風」とも言われるように、チームには不思議と似たような人(考え方であったり、雰囲気など)が集まるもの。
メンバーとの相性は仕事で大切なので、重要視する派遣先は結構あります。
これは対策のしようがないけど、相性が合わないところは自分自身もきついんだよね。
他社の候補者がより良かった
人柄もスキル・経験も問題ないけど、「僅差で他社の派遣社員の方がよかった」もよくある話。
人気のある仕事の場合、多数の派遣会社から派遣社員の紹介があるので、派遣先はより合った人材を選びます。
甲乙つけがたいことは時々起きるんだよね。だから「次点」まで出ることもあるよ。
派遣先を不安にさせた
職場見学の中で、派遣先を何かしらの理由で不安にさせてしまうと、「お断り」になってしまいます。
- 正社員の転職活動をしていたと伝えたため、すぐ辞めるのではと懸念された
- 直近の仕事を体調不良を理由に辞めていた
- 質問に対する回答が的外れで、コミュニケーションに不安を持たれた
緊張して、思ったことを言えないってことあるよね。。
派遣先の都合で話が流れた
職場見学をしたにもかかわらず、派遣先の都合で話が流れることが稀に発生するんです。
- 開始日がだいぶ先になってしまった
- 社員を補充できることになった
- 何かしらの理由で採用が凍結した
このケースは、派遣先の担当者も知らされていないことが多いよ。
職場見学の対策不足
自分の経験やスキルを十分に伝えられず、不合格という派遣社員を多くみてきました。
面接ほど自分を売り込む必要はありませんが、「この仕事ができる」と思ってもらう必要はあるんですよ。
なのでしっかりと職歴を説明できるようになっておかないといけません。
服装なども判断材料のひとつになります。(カジュアルすぎなければOK)
転職経験がなかったり、久しぶりの面接の場合、意外と自分の職歴を説明できないんだよ。
派遣会社もフォローするんですが、やっぱり本人の話す内容が一番大事なんです。
派遣の職場見学の合格率は30~40%
職場見学の合格率は、実はあまり高くありません。
派遣よりもパート・アルバイトの方が、通過率は良いと思います。
業界や仕事内容によりますが、平均的な合格率は30%ほど。
合格するほうが難しいので、落ちたことをあまり気にしないでほしいです。
スーも2社落ちて、3社目でやっと決まったんだよ。
職場見学の合格率については、「【落ちる確率60%以上】派遣の職場見学で落ちる理由と合格率の高い仕事」で詳しく解説しています。
職場見学を断られた後にすること3つ
大事なのは職場見学を断られた後にどうするか、です。
「法律的にグレーだ!」と言いたい気持ちもすごくわかりますが、それを争っているのは正直時間だけが浪費されちゃうので・・
さっさと次の行動に移して、いい仕事を見つけよう!
- 次の仕事を紹介してもらえるか確認
- 職場見学対策をする
- 次の派遣会社に登録する
それぞれ解説しますね。
次の仕事を紹介してもらえるか確認
派遣会社からお断りの連絡をいただいたときに、次の仕事紹介が可能かを確認しておきましょう。
メールなどで依頼してもいいですし、積極的に仕事に応募するのもおすすめです。
良い仕事は早いものがち!自分から動いていこう。
職場見学対策をする
職場見学はしっかり準備したほうが、勝率は上がります。
派遣の場合、しっかり準備する人のほうが少ないんですよ。
なので準備した人の印象は必然的にUP。
- 派遣先が欲しそうな経験やスキルを厚盛りで話す
- コミュニケーションがスムーズ
- なんだか安心感がある
こんな印象を持ってもらえれば、最終の候補者に入るのも難しくないです。
仮にダメだったとしても、派遣会社が「この人はちゃんとしているから、別の仕事を紹介しよう」と積極的になったりすることもありますよ。
面倒かもしれませんが、不利になることがないので準備はオススメ!
職場見学対策については、「派遣の職場見学でされる質問とは?準備を5つのステップで解説」を読んでみてね。
次の派遣会社に登録する
念のため次の派遣会社の登録も進めておきましょう。
多くの仕事が引き続き紹介があって、自分の希望に沿うものであれば、今の派遣会社で様子をみるのもOK。
仕事紹介があまりない場合は、新しい派遣会社に登録して仕事紹介の量と質を増やします。
新規登録者には通常、仕事紹介が積極的にされるからね。
新しい派遣会社については、「次はどこの派遣会社に登録する?【10選】職種別のオススメ派遣会社」で詳しくご紹介しています。
よくある質問
職場見学のお断りについて、よくある質問をご紹介します。