「派遣を辞めたい」のマニュアル

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派遣 辞める すぐ

いろんな理由で「派遣の仕事を辞めたい」と思うことありますよね。

悩み
  • 派遣の仕事をすぐに辞めたい
  • いつ、誰に伝えるの?
  • 注意点はなに?

といったお悩みについて、お答えします。

目次

緊急度別「派遣、いつ辞めるか」

契約の途中で仕事を辞められるか、と言えば辞めることは可能

民法では、退職日の2週間前までに申し出る、となっています。

ただ、いろんな状況がありますから、緊急度別で解説しますね。

1.今の契約で終了、更新しない

今の契約で終了するのが、一番穏便な辞め方です。

だいたい45日前くらいに派遣会社から契約更新の話があるので、「更新しません」と回答すればいいだけ。

更新確認の話が来ていなくても「更新しません」と先に連絡しておくのもアリ。

後任を見つける時間が、派遣会社にも派遣先にもできるので、親切な終わり方です。

もし「更新します」と回答していて、やっぱり今の契約で終わりたい!となった場合は、すぐに派遣会社に連絡しましょう

派遣先じゃなくて、派遣会社に伝えよう。

雇用主は、派遣会社なので!

メリット

  • トラブルがほぼなく、契約を終了できる
  • 有給消化しやすい(理解が得られやすい)
  • 収入を得ながら、次の仕事を探せる

デメリット

  • 契約までは、頑張らないといけないからストレスが続く
  • 「初回契約で更新しない」や「退職理由に派遣会社が納得できない」ときは、次の仕事紹介がないかも

2.今すぐ派遣を辞める、もう行かない

もう明日からいかない、という場合もあると思います。

メンタル的にもう出社できないこともあれば、転職が決まっていけないということも。

一番、揉めやすい辞め方ではあります。

避けたほうがいいんだけど、どうしようもない場合もありますしね・・

メリット

  • もう職場や仕事でのストレスを抱えなくてよい
  • 体調を優先できる
  • 転職のチャンスを逃さないですむ

デメリット

  • 今の派遣会社からの仕事紹介は、もうないかも
  • 書類などのやり取りはあるので、派遣会社との連絡は少し取り続ける必要あり
  • 失業保険が「自己責任」になる可能性あり

転職を理由にする場合だけど、転職先に相談してみると入社日を調整してくれることもあります。

相談することで、責任のある人だなという印象も与えられるので、ちょっと検討してみて。

3.派遣先の準備が整い次第、辞める

「可能な限り早く辞めたい」と派遣会社に申し出て、最終出社を調整する方法です。

明日から行きません!ではなくて、契約を短縮してくれ、という流れの辞め方

引き継ぎを行ったり、貸与物を返却するなど、迷惑を最小限に抑えられます。

メリット

  • 最短の勤務だけで、仕事を辞められる
  • 貸与されたものを返却でき、退職の書類もスムーズに受け取れる
  • 派遣先や派遣会社への迷惑が最小限に

デメリット

  • 「辞めます」と言ったあとの、勤務が居心地悪いかも
  • 契約短縮は、原則歓迎されないので、次の仕事探しは別の派遣会社になる

退職理由「どう伝える?」

退職理由によっては、「もう行かない」と言われても仕方ないな、と思われることがあります。

または、退職の原因を解消できる場合も。

転職が決まった

これは、仕方ないですね^^;

派遣は不安定な働き方であることは、否めません。

正社員への転職活動をしている人は少なくないはず。

ベストなのは、転職先と入社日を調整することです。

ただ、正社員は、入社日が毎月1日とか会社によってルールがあったりしますしね。

その場合は、派遣会社に正直に「転職が決まった」と伝えて、「いつまでなら働ける」というように契約期間の短縮を相談しましょう。

すぐに辞めるようなことは、避けた方がベター。

転職はおめでとう!なんだけど、なるべく今の職場に迷惑がかからないようにしてみてください。

派遣会社への伝え方

「実は、転職が決まりました。入社が○月○日なんです。契約を短縮してもらえないでしょうか」

派遣先からすぐに辞めて!と言われる場合もあるので、それも覚悟してね。

派遣会社から入社に必要な書類(源泉徴収票とか)をもらわないといけないので、音信不通になるのはやめておこう。

転職が決まっていないけど、やめたい場合

できれば、派遣会社と相談して契約の短縮で進めるといいかなと思います。

面接もあるし・・となりますが、働きながら転職活動する人も多いので、企業も時間の調整はしてくれるはず。

まずは、早退や有給で対応してみて。

仕事についていけない

未経験で始めた仕事や聞いていた話より難しくて、ついていけないこともありますよね。

もしくは、派遣先が忙しすぎてあまり教えてもらえない、聞きにくい雰囲気がある、ってことも。

仕事ができないことで、周囲からの風当たりが強くなって精神的にも辛い状況かもしれません。

そんな場合は、派遣会社の担当者に事情を話してみましょう。

派遣会社への伝え方

「仕事についていけなくて、迷惑をかけているし、自分自身も辛くて退職を考えています。」

この状況、企業と派遣会社の責任でもあるんです。

「教えてもらえない」で派遣社員が全然定着しないポジションって、あるんですよ。

なので「私の能力がないから」と責めないで、相談する方がよいです。

その上で、仕事を続けるか辞めるかを決めたらどうでしょうか?

状況によっては、派遣会社が別の仕事を紹介してくれて、決まり次第辞められることもあったりしますよ。

仕事が合わない・つまらない場合

やってみたけど、合わなかった仕事ってありますよね。

「派遣なんだから、すぐに辞めてもいいんじゃない?」

と思うかもですが、できれば契約満了か契約短縮の方向で進めましょう。

どんな雇用形態でも、責任を持つのって大事なんです。

「派遣社員って無責任だよね」

なんて印象を持たれるのは、悲しいですし。

派遣会社への伝え方

「興味のある仕事だったんですが、もっと経験を積みたいので別の仕事に就きたいです」

「手持ち無沙汰な時間が多くて、正直ヒマなんです。もっとスキルアップしたいので・・」

人間関係が辛すぎる

仕事を指示してくる人や同僚との関係がうまくいかず、辞めたくなる場合。

これは正社員も同様ですが、一緒に働く人がどんな人かって、入社してみないとわからないですよね。

ただ、仕事している時間は短くはありません。

精神的に打撃を受けるような環境にずっといてしまうと、精神的なダメージが大きくなります。

仕事を変えてもいいと思うなら、辞めることを前向きに検討してもいいと思います。(我慢のしすぎよくない!)

派遣会社への伝え方

「職場の人間関係がうまくいっていなくて、毎日の出社が辛いんです。退職したいと思っています。」

「いろいろ努力をしてみたのですが、周りと上手くやっていくことができません。退職させてもらえませんか」

ハラスメントを受けているのなら即、派遣会社に連絡を

相性が悪いこともあれば、相手がパワハラ・セクハラみたいなことだって、無いとはいえません。

ちなみにパワハラの定義はこちら

身体的な攻撃殴る、蹴る、モノを投げつけられた等
精神的な攻撃ひどい言葉を投げかけられる、バカにする、長時間に渡る叱責等
人間関係からの切り離し同僚から無視される、ひとりだけイベントに招待されない等
過大な要求明らかに業務時間内で終わらない仕事や過度なノルマ等
過小な要求仕事を与えない、能力や経験とかけ離れた仕事しかさせない等
プライバシー侵害プライベートを執拗に聞いてくる、有給の具体的な報告をさせられた等

パワハラ判定は、個人の状況毎に判断されるものなので、明確な線引はありません。

しかし、パワハラだと感じたら、まずは派遣会社に相談すべきです。

もしくは、派遣先の相談窓口or苦情受付担当者に相談しましょう。

派遣先には安全配慮義務というのがあり、派遣社員が安心して働ける職場環境を確保する義務があります

契約期間を全うできるかを考えてみる

人間関係は、すぐに改善しない問題でもあります。

残りの契約期間の長さ次第かもしれませんが、続けられるかを冷静に考えてみてください。

その上で、派遣会社に「人間関係が大変すぎて、ストレスがすごい。もう辞めたい」と退職の意思を伝えます。

事情を理解することで、派遣会社が動いてくれたり、または誰かにわかってもらうことで、楽になることもありますから・・

出社をどうするか

これは、個人のメンタル状況によると思います。

「もう行けない」という人もいれば、簡単な引き継ぎだけならできる(契約期間の短縮)、または現契約までなら働ける、という人もいると思います。

有給をうまく活用して、派遣会社と退職について相談していきましょう。

仕事のプレッシャーに耐えられない

自分の実力以上のものを求められる、営業・販売職でノルマがきつい・・というケース。

目標があって、達成まで程遠いと出社しにくくなりますよね。

職場に信頼できる人がいるなら、相談してみてください。

もしいないなら、派遣会社の担当者に話してみるのもあり。

派遣会社の担当者は、実際に業務を経験していないので、具体的なアドバイスは無いと思います。

ただ、派遣先との橋渡しをしてくれるので、希望すれば上司との面談や状況改善に動いてくれるはずです。

ただ、「もうこの仕事無理だな」と思った場合は、退職の意向を派遣会社に伝えましょう。

退職日が決まることで終わりが見えて、精神的に少し楽に感じられるはずです。

有給消化もしながら、契約満了を目指してみてはいかがでしょうか?

病気になった

病気の場合は、早めに派遣会社に相談して退職日を調整します。

緊急度が高いと、もう出社できない場合もあるかもしれません。

派遣会社の担当者に事情を話し、貸与物(セキュリティカードや携帯、制服など)の返却や私物の回収などについて、対応をお願いしましょう。

場合によっては、業務を引き継ぐためにPCのパスワードを聞かれることもあります。

派遣会社への伝え方

「体調が悪くて検査の結果、療養が必要になりました。申し訳ないですが、仕事を続けられないんです。」

「治療が必要になってしまいました。○月○日ぐらいまでなら働けそうですが、それ以降は、入院なんです」

療養して仕事復帰したい場合

退職ではなく、病気を治して復職したい人もいると思います。

この場合、復帰できるかは、仕事を休む長さと派遣先の状況によります。

長期間休むとなると、復帰は難しいかもしれません。

派遣会社との雇用契約も現契約で終わる可能性が高いです。

保険の手続きなど不安なこともあると思うので、派遣会社と今後の契約について相談しましょう。

妊娠

妊娠を理由に辞めたい場合もあると思います。

つわりが辛くて働けない、みたいな状況ありますよね。

その場合、派遣会社と相談して契約終了について話を進めていきましょう。

もし、体調を考慮してもらえれば働き続けられる、というのであれば、継続を検討してもいいかも。

派遣社員であっても産休・育休がとれますので。(育休は、同じ派遣会社で1年以上働いている必要がある)

給付金ももらえますし、時短勤務も相談できます。

妊娠を理由に解雇するのは、違法です。

なので、契約解除をそれとなく打診されても、安易に受けないこと。

▼こちらのコラムで詳しく解説していました
【派遣社員の妊娠】 産休・育休は取れる!? 報告方法や契約・解雇の法律もご紹介

派遣期間が3年が見えてきた

派遣で同じ会社の同じ部署に勤められる期間は、3年が限度。

それ以上は、派遣法の定めにより原則働くことができません。(例外はあるけど)

働き始めて2年が過ぎると次の仕事を探さなきゃ!ってなりますよね。

転職活動を視野に入れる時期でもあります。

この場合は、それとなく派遣会社に転職活動を始めるよ、って言っておくといいかも。

[box05 title=”派遣会社への伝え方”]

「3年が見えてきたので、次の仕事探しを始めようと思うんです。なるべく契約を全うしたいですが、次の職場の決定次第によってはご相談するかもしれません」

[/box05]

担当者も、いろいろ言ってくるかと思いますが、とりあえずスルー^^;

「この人は動いているんだな」ということを知らせておくつもりで。

「辞める」を想定させておくと、次の仕事が決まって契約を短縮しないといけなくなった場合、少し楽ですよ。

もしくは、派遣会社の方から仕事紹介があって、契約の調整をしてくれることもあります。

派遣の3年ルールについては、「誰得?「派遣の3年ルール」はひどい。就職弱者になる理由」で詳しく解説しています。

家庭の事情

自分自身になにもなくても、家庭の事情で辞めざるを得ない時があります。

家族の病気や介護

看護が必要なので、誰がするのかは家族内で決まること。

仕事があるとは言え、大切な家族のケアです。

スーは、優先していいのではと考えます。

率直に事情を話し、契約短縮などで調整しましょう。

引っ越し

配偶者の転勤や住宅の購入など、引っ越しが発生することもありますよね。

物理的に通えなくなるため、理解が得られやすいと思います。

引越し準備などで、契約短縮するけど有給使いたい場合、派遣会社に相談しましょう。

有給は権利ですし、利用すると決めちゃってください。

経済的事情

経済的事情で、今の給与では足りなくなったケース。

リーマンショックのときは、ちょこちょこ聞いたことがあります。

配偶者がリストラされた、給与の大幅カットがあったので、自分が稼がないといけない、みたいな状況。

仕事探しを始めつつ、辞める準備を進めましょう。

派遣会社に相談するのもアリですが、時給が上がることはありません。

なので、収入を途切れさせないように、転職と派遣の兼ね合いをつける感じです。

家庭の事情なので、派遣会社に本当の理由を伝えたくない人もいると思います。

この場合は、当たり障りない理由をみつけて、退職意思を伝えましょう。

「仕事辞めたい」ときに知っておくこと

退職意思を伝える、出社拒否する前に知っておきたいことを解説します。

失業保険の手続き

失業保険を申請したい場合、派遣会社から書類を取り寄せないといけません。

離職票が必要になるので、派遣会社とちゃんと話しておきましょう。

流れはこちら↓

  • 派遣会社がハローワークに離職証明書を提出
  • ハローワークから派遣会社に離職票が送られてくる
  • 派遣会社から派遣社員に離職票を渡す
  • 派遣社員は、離職票をもって失業保険をハローワークに申請

自ら辞めたら自己都合になる?

退職理由によって、自己都合かどうかが決まります。

退職理由を判断するのって、派遣会社じゃなくてハローワークなんですよ

パワハラなどが原因での離職は、自己都合じゃないと判断されるときもあります。

あと、失業保険は「働きたくて仕事を探している人」が対象。

なので、妊娠や病気ですぐに就職できない場合は、支給の対象外に。

次の仕事探し

契約途中で辞めたり、退職理由によっては、今の派遣会社から仕事紹介がないと思っていてください。

なので、別の派遣会社に登録しておくか、リクナビ派遣などで仕事を並行して探しておく必要があります。

次の派遣会社探しについては、「次はどこの派遣会社に登録する?【10選】職種別のオススメ派遣会社」で詳しく紹介しています。

社会保険料の支払い

社会保険の支払いを考えておきましょう。

例えば、11/30まで契約があったけど、11/5で辞めてしまった場合。

給与は、5日分だけど、社会保険料は5日分とはなりません。

ちゃんと1ヶ月分かかります。

給与がマイナスになって、請求されることも念頭に!

最終出社月の社会保険は、いつまで派遣会社と契約していたかによるよ。

派遣会社へ支払うこともあれば、国民年金に手続きをして支払うことも。

二重払いにならないように派遣会社の担当者に確認しようね

長期間の欠勤続き、無断で出社拒否は、社会保険料が大変なことに

出社しないのに派遣契約を継続していると、保険料だけが請求される事態が起きます

行きたくない、話したくない、という場合もあるかもしれませんが、保険料からは逃れられません。

きっと、いつまでも連絡や督促がきます。

なので、契約の話はメールでもいいので、派遣会社と進めておいたほうがいいです。

住民税の支払い

住民税は、前年の収入によって決定します。

なので、派遣を辞めて収入がない状況であっても、前年に収入があれば住民税は支払うことに。

無収入なのに、支払う義務があるってなかなか辛い・・

退職したあと、しばらく働くつもりがないのであれば、税金分の貯金は確認しておいてください。

また、派遣会社を経由して住民税を支払っている場合(特別徴収)、退職する時に一括精算と言われることもあります。

▼こちらのコラムで詳しく説明がありました
個人の住民税はいつ、いくら払うもの?計算方法から解説

派遣を辞めるときの手続き

契約満了でも契約短縮でも、退職の手続きがあります。

「もう行かない!」と出社拒否しちゃった場合も、退職の手続きだけはしておきましょう。

これができないと、派遣会社も困ってしまって何度も電話がきます。

あと、自分自身も失業保険を申請できない、次の仕事に提出書類が用意できない、ということになってしまいます。

契約の短縮

満了する人は不要ですが、契約期間の途中で辞める場合は、契約の短縮に合意する必要があります。

契約を短縮するには、本人の合意が必要なんです。

派遣会社が勝手に短縮することはできないので。

契約短縮の合意書にサインを求められることもあるので、これは応じておきましょう。

これにより、退職に関する書類(離職票や源泉徴収票)の発行手続きが進みます。

貸与物の返却

派遣先から貸与されていたものは、必ず返しましょう。

特にセキュリティカードは、企業が神経を尖らせて回収したいもの。

返さない場合、派遣会社の担当者からの電話が続きますし、自宅の訪問もあるくらい。

賠償責任にもなりかねないので、必ず返却しておきます。

貸与物の一覧
  • セキュリティカード
  • 社員証
  • 制服
  • 携帯電話
  • ノートPC
    など

パスワード

各種パスワードを聞かれることがあります。

引き継ぎをきちんとやってからの退職であれば、基本はないと思います。

引き継ぎができずに出社できない場合、仕事に必要な書類や情報を見るために、パスワードを聞かれます。

派遣先の書類への押印

派遣先によっては、退職時に押印してもらう書類があったりします。

これも重要な書類だったりするので、依頼されたら対応しましょう。

健康保険証の返却

派遣会社を辞める時には、健康保険証も返却します。

任意継続といって、希望すれば加入し続けることも可能ですが、保険料は2倍になるので要注意です。

派遣で働いている時、保険料の半分は派遣会社が負担しているの。
労使折半という原則に基づいて。

派遣会社を辞ると、全額が自己負担になるというわけ。

国民健康保険のほうが安い場合があるから、辞める前に要チェック!

退職の準備と伝え方

「派遣を辞める」と決心したあとのフローです。

退職を決心したら、準備を始めよう

辞めると決心したら、そっと準備を始めておきましょう。

準備をしておくと退職がスムーズ。

仕事に関する整理

引き継ぎしやすいように、仕事を整理しておきます。

一例
  • マニュアルを作成する
  • 引継ぎ書を用意
  • やりかけの仕事を終らせる
  • 書類の整理(シュレッダーとか)
  • パソコンの中の整理(不要なファイルなどは捨てる)
  • 経費精算

ロッカーなど私物の整理

ロッカーやデスクにある私物を整理しておくといいです。

急に出社できなくなったときは、派遣会社が回収します。

もう捨てていいよ、というものがあれば伝えましょう。

有給があるなら、取っておく

派遣社員でも半年働くと有給が付与されますよね。

同じ派遣会社で、期間をあけずに次の仕事に就けるなら有給は持ち越せます。

ただ、次の仕事が決まっていないと消滅しちゃうので、使い切っておくことをおすすめします。

有給は権利だし、派遣社員であっても年に5日以上は有給消化させる義務が派遣会社にはあります。

退職の意思は、派遣会社に伝える

派遣社員の雇用主は、派遣会社。

なので、派遣を辞めるときは派遣会社に連絡します

メールでも電話でもOK。

とりあえず、連絡を入れます。

その上で、派遣会社とその後について相談します。

もう明日からいきたくない、病気で出社できないとなった場合は、派遣先にはお休み連絡をいれて、派遣会社には退職の意思を伝えておくといいかもです。

退職意思を伝えたあとの出社

派遣会社から派遣先に退職が伝わります。

派遣先の人と退職について話すと思うので、いつ頃伝わるのか、自分から伝えたほうがいいのか、など確認しておくと安心。

ハラスメントなどが理由で退職する場合は、自分からは伝えたくないなど要望もだしておくといいです。

別の派遣会社や転職サイトに登録しておく

派遣を辞めるとしても、次の仕事が必要だという場合、準備を進めておきましょう。

失業保険をもらうにしても、進めておくほうがベター。

どちらにしろ就職活動をしていないと、失業保険に認定されないですし。

辞め方によりますが、今の派遣会社ではもう仕事を紹介してくれない可能性は高いです。

なので、別の派遣会社に登録して、仕事を探します。

仕事を選んでから派遣会社を選ぶパターン

派遣のナビサイトで、希望の仕事を探して派遣会社を選ぶやり方もあり。

ただ、今の派遣会社の案件じゃないかはチェックしてね!

応募してもダメな可能性があるためです。

派遣のメジャーなナビサイトといえば、リクナビ派遣です。

大手から中堅、専門的な派遣会社まで、数万件の幅広い仕事が掲載されています。

>>リクナビ派遣の公式サイトはこちら

安定の大手派遣会社に登録

派遣会社に直接登録するメリットは、リクナビなどに掲載されていないお仕事も紹介してもらえること。

派遣会社からも仕事を紹介されたり、登録済みだとスムーズに仕事紹介が進みます。

大手は6社(テンプスタッフ・スタッフサービス・リクルートスタッフィング・パソナ・マンパワーグループ・アデコ)です。

お仕事件数の多さや業界の評判からオススメできるのは、下記の2社。

2021年の派遣会社満足度ランキング総合1位 テンプスタッフ

派遣先に大手企業が多くて、業界1位。

とりあえず登録しておいてOKな会社です。

電話やWebで登録できるのも嬉しいところ。

>>テンプスタッフの公式サイトはこちら


口コミNO.1リクルートの派遣会社【リクルートスタッフィング】

この会社のメリットは、健康保険組合がリクルートというところ。

福利厚生が充実しているんです。

だいたいの派遣会社は、全国健康保険協会です。

オンラインでの登録も可能。

>>リクルートスタッフィングの公式サイト

勢いのあるマイナビスタッフ 口コミも2年連続NO.1

大手ではないのですが、今注目なのはマイナビスタッフ。

マイナビは、もともと人材紹介が強いんですが、派遣にも力を入れだしているようです。

登録を検討する価値はあり。

>>マイナビスタッフの公式サイトはこちら



※マイナビのプロモーションを含みます。

よくある質問

退職についてのよくある質問をまとめてみました。

職場に問題があるけど、穏便に辞めたい

派遣会社に相談して、職場への退職理由を別のものにしてもらいましょう。

退職を伝えたあとも出社があるので、穏便に辞めたい気持ちもわかります。

派遣会社も理解してくれると思うので、相談してみたらいいと思います。

派遣会社が取り合ってくれない、担当者と話したくない

派遣会社の担当者って、残念ながら当たり外れがあります。

優良な大手でも、個人に依存する部分があるので、頼りにならないことも。

相談したのに派遣会社が取り合ってくれない、もう信用出来ないので話したくない場合の対処法を2つご紹介。

行政を頼る

ハラスメントなどがあるのに、派遣会社が一向に解決に動いてくれない場合、行政の窓口を頼ってみましょう。

厚生労働省│総合労働相談コーナーのご案内

都道府県の個別労働紛争お問い合わせ一覧

退職代行サービスを利用する

行政サービスは、派遣先や派遣会社に問題がある場合にアドバイスをしてくれたり、仲介に入ってくれます。

ただ、私物の回収や手続きを代行してくれるものではありません。

また、「業務が合わない」「同僚と合わない」といった明らかに会社側に非がない場合は、アドバイス止まりでしょう。

その場合は、退職代行サービスを検討してみてください。

有料にはなりますが、会社への連絡や貸与物の返却も調整してくれます。

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まとめ

  • 無責任なことは言えないけど、契約途中で派遣を辞めることは不可能ではない
  • できれば、派遣会社に相談してなるべくスムーズに退職を進めるほうがベター
  • 失業保険や転職で必要な書類を発行してもらうこと
  • 音信不通はダメ!社会保険未払いや賠償などいろんな問題を引き起こしてしまう
  • 退職の意思が固まったら、準備を始めよう
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