こんにちは、スーです。
派遣の仕事しよう、と思ったらまずは派遣会社に登録です。
で、登録は仕事紹介に大きく影響するのでとっても大切。
でも転職の面接じゃないし、どうしたらいいの?というお悩みもあると思います。
こんなお悩みにスーがお答えします。
派遣の登録 印象がその後を左右する
なぜ大事かというと、派遣会社はスキルや経験の確認と同じくらい知りたい「この人は信用できる?」をチェックする場でもあるからです。
派遣の仕組みを簡単に言うと、「派遣会社の社員として、企業に派遣されて働きます」といったもの。
派遣社員の雇用主は派遣会社。でも、仕事の指示を出すのは派遣先の会社、という構造。
派遣会社にとって、派遣社員は、自社の社員なんだけど、一緒に働いたことがない人なんです。
なので、安心して仕事をお願いできる人かを登録の時に確認したい、ということ。
スーの失敗談
スーが初めて派遣会社に登録に行ったとき、完全になめてました^^;
カジュアルな格好で参加して、職務経歴書もちゃんとお話できた記憶がない・・
社会人経験はそこそこあったので、マナーが悪いという印象まではなかったかもしれませんが。
20代だったこともあって、仕事は紹介してもらえましたが、派遣会社の研修にロングブーツで赴いて、注意されました 笑
厳しいお話ですが、あまり仕事の経験がなくて、年齢も高いと紹介してもらえるお仕事は多くありません。
それに加えてマナーがよくない、コミュニケーションが不安なんて印象を持たれると、仕事の紹介がない、いい仕事がこない、なんてことが起きてしまいます。
派遣の登録でやりがちな失敗
「派遣の登録でしょ?」とタカをくくっていると、よい仕事に就きにくくなります。
職務経歴書が雑
雑っていったらアレなんですが、新卒でしか就職活動してないよ、という人は職務経歴書の書き方がよくわからず、ざっくりとしていることが多いんです。
新卒の時は、職務経歴書を書きませんしね。
例えば、事務をしていた場合、「物流管理部で事務の仕事全般。Excelを時々使用」だけみたいな。
”全般”は禁句でw 細かく書いたほうがいいです。
「物流管理で事務」
- 受注の処理(月200件ほど処理)
└ 基幹端末に入力
└ 納期の確認
└ 基幹端末へ入力 - 顧客対応
└ 不明点の確認
└ 変更の連絡や受理 - 電話対応
・請求書処理(月30枚ほど)
・部門サポート(備品の受発注や部門運営に関係する事務処理)
・リスト作成(Excel利用 関数vlookupとif)
細かいと思うかもだけど、コンサルタントはこの情報から想像して「この経験は応用できて、仕事をお願いできるかも」となります。
コンサルタントは、端末に入力された情報でキーワード検索をします。
なので、情報は細かいほうがいいです。何がヒットするかわからないから。
登録会の面談でも聞かれますが、職務経歴書をちゃんと書いておけば、深い話ができ、仕事の幅が広がりやすくなります。
気を抜いた身だしなみ
スーの失敗談ですね^^;
登録会にどんな服でいけばいいのかな?と思いつつ、スーツじゃないよねと思い、カジュアルな恰好で参加。
20代だったからこそ仕事紹介ありましたけど、ちゃんとした服装でいけばよかったです。
スーツである必要はありませんが、ジャケット着用にパンプスといったビジネス風がいいと思います。
「仕事をお願いできるな」という印象を与えることが大切。
- 洋服はシワが目立っていない?
- 爪はキレイか(意外とみられる)
- ヘアスタイルに清潔感はあるか
カバンはリュックやトートバッグみたいなカジュアルは避けたほうがいいよ。
ヘアカラーが明るすぎるやプリンだ、ってときは髪をまとめるといいかも。
ビジネスマナーがイマイチ
ビジネスマナーのあるなしは必ずチェックされてると思っていいです。
派遣会社の人に敬意を払え、というわけじゃなくて、派遣先の会社でビジネス対応ができるかどうかを見たいんです。
挨拶ができるか
コンサルタントがきたらスッと立って
「〇〇です。今日はよろしくお願いします」
といった最初の挨拶と、
「ありがとうございました。よろしくお願いします。」
と最後の挨拶。
ビジネスの基本なのと、最初のコミュニケーションって大事です。
ここは、できて当たり前なところと思われているので、必ずやりましょう。
名刺の受け渡しは問題ないか
名刺もビジネスの基本。
コンサルタントが名刺を渡してきたら立って、両手で受け取れるか。
YouTubeとかでも名刺の受け渡しの動画がたくさんあるので、自信がない方はチェックしてみてくださいね。
敬語で会話できるか
気を抜いちゃって、ため口で話す人は時々いるんですけど、あまりいい印象ではないです。
ここも敬語でしっかり話せるかはチェックされます。
カチコチになって話す必要はないですが、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
姿勢
マナーじゃないんですけど、全体の雰囲気をつくるところなので、可能なら意識してみて。
- 猫背はやめとく
- 手はテーブルの上か、膝の上に
- 肘はつかない
- 貧乏ゆすりしない
派遣登録の種類
コロナの前は、登録会に参加というような対面式で行うことが多かったのですが、コロナをきっかけに種類が増えました。
まずはWEB登録
WEB登録というのは、事前に履歴書・職務経歴書の内容をWEBに登録すること。
派遣会社のサイトでマイページみたいなのを作ります。
派遣会社によっては、スキルチェックやSPIみたいなものをWEBで先にやってもらうところも。
WEB登録だけでいいよ、という会社もあるかもしれませんが、基本はWEB登録だけでは正式登録にはならないはずです。(仮登録ってやつ)
かといって、対面だからとWEB登録しないでいくと、登録会で時間がかかったりするので、事前に登録しておくほうがいいです。
登録会に参加(対面)
派遣会社に訪問して、コンサルタントと対面する登録会です。
会社によって時間は異なりますが、1~2時間程度。
実際に会って、あなた自身を知ってもらうので、より自分に合った会社・仕事の紹介が受けられる可能性が高くなります。
電話で登録
コロナで増えたのが電話登録。
電話だけで、職務経歴書などの確認や仕事の希望などを伝えます。
本人確認の書類や写真は、別途メールとかで送付することが多いはず。
声だけでになるので、印象が偏りやすくなるのはネック。
言葉遣いとコミュニケーションをうまくとることを意識しましょう。
Web面談
こちらもコロナで増えたWeb面談。
ZOOMなどのツールを使って行います。電話と違って、表情やしぐさも伝わるのはいいところ。
ただ、ネット環境により画質が安定しないのと、通信料は負担しなければなので、Wifi契約していない人は要注意。
あと、WEBでも映るところの身だしなみはしっかりと。
派遣登録の流れ
派遣登録の流れです。対面か電話かでも違うし、派遣会社によっても異なりますが、順番が違うだけで、だいたい似ているはずです。
流れ
Webに自分の情報を登録
履歴書・職務経歴書の情報を入れます。
派遣会社によっては、当日紙でもってきてくれればOK!なところも。
登録会の予約
対面でも電話でも予約が必要になるので、予約をします。
予約も電話とWEBの両方で受け付けている派遣会社が多いです。
登録会
流れはさまざまですが、以下のようなことを実施。
- 派遣についての説明
- 履歴書・職務経歴書についてのインタビュー
- 適性検査やタイピングテストの実施(事前にしていれば省かれる)
- お仕事紹介、または応募した仕事が受けられるかの可否
- 誓約書への捺印(派遣会社の規約とか情報保護に関するやつ)
登録会のあと
仕事紹介をその場で受けられて、受諾した場合は、企業への紹介などが始まります。
紹介を受けたけど、持ち帰った場合は吟味して回答を。
条件によってはその場で仕事紹介がないことも。その場合は、後日仕事紹介の連絡がくる、または自分で応募します。
持ち物
派遣会社によって異なるので、登録会予約時に確認してください。
- 本人確認できるもの(免許書やパスポートなど)
- 写真(当日、派遣会社で撮影する場合は不要)
- 筆記用具
- 印鑑、銀行口座の情報(給与振り込み用)、マイナンバー情報(給与支払うときに必要)
派遣登録を成功させるポイント
時間通りに適した服装で、ビジネスマナーがあれば登録は問題ないです。
下記を準備・意識しておくとよりいいです。
職歴の説明はできるように
ぶっつけ本番で話せる人はいいですが、職歴の説明はできるようにしておくとベター。
職務経歴書を補足するイメージ。
退職理由を考えておく
退職理由は聞かれます。「この人はどんな理由で仕事を辞めるのだろう」というのは派遣会社は気にすることころ。
派遣してすぐに辞められると派遣先からの信用を失い、派遣の依頼がこなくなるからという理由があります。(もちろん派遣先がブラックならすぐに辞めてよし)
相手を不安にさせるかも?という理由は、説明を厚くして安心感を与えることを心がけます。
販売の仕事が合わなかった
→事務に興味があって、新しくキャリアをスタートさせたいと思った
人間関係が原因でやめた
→新しい職場にチャレンジし、キャリアをさらに深めたい
短期間でやめた
→〇〇と聞いていたけど、実際は〇〇でギャップがあった。すごく悩んだけど、どうしても〇〇という仕事でキャリアを積みたいと考え、辞めた。
誇張しない・ウソをつかない
仕事ほしいからといって、大げさに話したりウソをつくのはやめましょ。
仕事に就いてからが大変です^^;揉めます。
仕事する時間って結構長いですよね?
不信感を持ちつ持たれつな状況は、辛すぎ!
今の自分で足りないと思ったら、熱意を伝えましょう。熱意に具体的な行動があるとより信頼性がUPします。
「経理未経験だけど、経理の仕事をしたいです!」なら、簿記三級を取得するために、講座に通っています、といった具合。
コミュニケーションはキャッチボール
コンサルタントの話はよく聞きましょう。
コミュニケーションができるかどうかって、かなり見られていると思ってください。
- 話しているのを遮らない
- 相槌などで聞いていることを伝える
- 聞かれた質問に的確に回答。結論ファーストで。
Q:Excelのピボットテーブルを使ったことありますか?
A:業務で使ったことはありません。ただ、家の家計簿を作るときに使っています。
緊張して質問の意図が聞き取れない場合は、落ち着いて「すみません、もう一度言っていただけますか」とお願いしましょ。
的外れな話を雄弁に話すより、質問の意図を理解して、回答することを意識です。
派遣登録のよくある質問
登録会に関してよくある質問をご紹介。
具体的に応募した仕事は見つけてないけど、登録していい?
スーのおススメは、先に登録しておこう!です。
なぜなら、応募しても本人確認が取れない状況で仕事を進めることはできないから。
登録に時間がかかってしまうと、別の人で仕事が決定したり、案件クローズ(別の派遣会社の派遣社員で仕事が決定)してしまうことも。
本登録を完了させていれば、受けたい仕事が見つかった場合に、早く進めることができます。
ただ、登録時に具体的に応募したい仕事がなくても、「どんな仕事を希望するか」はある程度決めておきましょう。聞かれるから。
急にいけなくなった、遅刻しそう
体調不良やコロナの濃厚接触者になったなど、急にいけなくなってしまうこともありますよね。
その場合は、すぐに連絡(前日と当日は電話がいいよ)して、事情を説明してキャンセルを。
あと、電車の遅延など遅刻しそうな時もすぐに連絡を入れましょう。
電話しなかったら遅刻は5分、電話したら10分遅刻、となっても連絡するほうがいいです。
キャンセルする場合は、登録会のリスケを依頼しておくと、「本当に登録はしたいんだな」と伝わります。
派遣会社の人って、よくドタキャンにあうんですよ・・
職場見学に現れない、お仕事の初日に辞退された、とか。
クレームになるし、派遣先の人も受け入れの準備してたからいい迷惑。
なので、こんなことを起こさない人かどうか、ちょっと疑り深いんです 笑
登録したら本当に希望の仕事を紹介してくれる?
これは、条件がそろっていたらという感じ。
- そのお仕事が求める条件に合っている
- ほかの人が受けていない
この2つがそろった場合に仕事紹介が進みます。
①の条件というのは、経験とかスキルですね。裏の話を言えば、年齢も要件にあることが多い。
②は、①がそろっていても既に受けた人がいると進まなかったり。
候補者が上がったとしても、正式に決定するまで、Webサイト上に募集がでていたりします。
申し込む側からすると、なんだかなーですよね。
候補者だった人が辞退することもあるので、次点の人を見つけたいという思惑あるのだと・・
仮登録で仕事を進めることはできないの?
派遣会社によりますけど、大手は進められないかも。
派遣会社もよその会社に人を派遣する責任として、本人確認を実施しないといけません。
なので、仮登録のままお仕事が進むってことはないと思います。
受けたい!ってなったら、本登録(登録会参加や電話での面談)を依頼されるはず。
登録したらすぐに仕事紹介してもらえる?
条件と希望によります。
自分がもっているスキルと経験を生かせる仕事で、相場と同じくらいの時給を望み、案件が存在していたら紹介してもらえるはず。
相場というのは、職種やエリア、スキル経験で決まります。
未経験なんだけど、相場より高い時給を譲れないという人も稀にいますが、その場合、紹介できる仕事があるかどうか。。
写真を送ってと言われた。どうすればいい?
嫌な場合、必須かどうか聞いておきましょう。
問題なければ、送っておくほうが仕事のオファーは増えるかも。
やっぱり顔が見えない相手は不安なんです。
あと面談した場合でも、大きな派遣会社だと、登録の担当者と仕事紹介の担当者が違うことはよくあります。
すぐに働きたいわけじゃない、とりあえず登録ってあり?
アリです。
ただ、だいぶ先になるようなら待っていてもいいかも。
新規登録時には、仕事のオファーがいきやすいですから、電話がかかってきて困ることも。
いざ、仕事始めようとする際は、連絡して仕事紹介お願いします!って言わないと連絡が来ないと思われます。
単発でも登録必要なの?
必要です。ここもやっぱり本人確認しないと厳しいです。
身元が確定できない人を派遣するのはリスクありますからね。
1日だけなのに~って思うかもしれませんが、最初の投資として登録はしましょう。
特に30日以内の単発は、法律で原則禁止されているんです。
でも例外があるので、その確認も派遣会社はしたいはず。
- 60歳以上
- 学生(雇用保険の適用外であること)
- 本業が500万円以上で、副業として単発したい人
- 世帯年収が500万円以上の家庭で、生計者じゃない人
厳密に確認してない会社もありそうですけどね。
まとめ
- 派遣会社の人と接する派遣登録は、仕事紹介に影響あり
- 「信頼おける人?」かどうかが見られています
- 登録と言っているけど、派遣会社の面接と思って接したほうがベター
- 身だしなみ、マナーは、派遣先でどのように振舞える人なのかのチェックポイント
- コンサルタントとのコミュニケーションは、コミュニケーションスキルを見られている
- 「派遣でしょ?」の意識は、結局損をしてしまうことも
- 目的は、仕事を得ること。そのステップのひとつとして登録も大切に。