業界最大手であるテンプスタッフ。
テンプスタッフの評判はどうなのでしょうか?
他の派遣会社大手との違いは?
口コミなども交えて、テンプスタッフの特長・注意点などを解説していきます。
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テンプスタッフってどんな会社?概要をわかりやすく紹介
ざっと基本情報を・・
求人数 | 約64,000(12/22現在) |
---|---|
登録者数 | 約700万人(グループ合計) |
取引企業数 | 40,400社以上 ※2021年実績 |
働いている派遣社員 | 112,700人 ※2021年12月時点 |
拠点数 | 469拠点 ※2022年時点 |
得意な領域 | オフィス系職種 |
運営会社 | パーソルテンプスタッフ株式会社 |
設立 | 1973年5月(創業49年) |
突出しているなと思うのは、取引している企業数や拠点数ですね。そこに比例するかのように10万人以上の派遣社員が働いています。
他社と比較してみた
主要な企業と比べてみました。(2022/12/24)
テンプスタッフ | パソナ | アデコ | リクルートスタッフィング | スタッフサービス | |
---|---|---|---|---|---|
案件数 | 63,241 | 15,626 | 18,730 | 12,272 | 170,882 |
拠点数 | 469 | 75 | 85 | 34 | 173 |
登録者数 | 770万人 | 60万人 | 3.4万人 | 104万人 | 120万人 |
登録者数は、各社集計の基準が違うので参考程度に。
注目したいのは、案件数です。一番多いのは、スタッフサービスで次にテンプスタッフがきています。
スタッフサービスは案件は多いのですが、フォローアップが業界の中でもあまり良い評判ではありません。
参照記事:大手派遣会社6社を比較|最初に登録を検討したい3社
気になる特長・強み
テンプスタッフの特長・強みを3つあげます。
求人件数が業界でも最多クラス
テンプスタッフは、業界最大手で業績(売上)も9年連続No.1です。
- 働いている派遣社員が多い
- 取引先企業が多い
派遣会社の売上は、派遣社員がどれだけ働いているかが大きく関わります。
また、それだけ派遣先との取引があるということ。
仕事の件数が常時6万件近くあるのは、かなりすごいです。
大手企業のお仕事が多数ある
業界の裏話になりますが、テンプスタッフの前社長は「一等地の大手企業でないと派遣社員は集まらない」といったような考えを持っていたようです。
その影響もあってか、大手企業との取引が多いのも特長のひとつ。
ホームページには、以下のような企業が名を連ねています。
- ドコモ
- サントリー
- トヨタ
- 資生堂
- 楽天
- P&G
- 東芝
- パナソニック
- Yahoo
- NHK
- 日立
- LINE
- DNA
- 三井物産
- ルイ・ヴィトン
昔からの大手もあれば、IT企業など新しい大手までとさまざまです。
資格取得のお祝い金あり!スキルアップのサポートが充実
福利厚生は、他の大手とそこまで変わるものではないかなと思います。
注目したいのは、スキルアップ講座が2,600以上も提供されていること。
OAスキルや語学からITエンジニアやDTPデザイン、TOEICや簿記などの資格講座もあります。
働いていなくても派遣登録すれば、無料でeラーニングを受講できます。
また、PCが自宅にない場合でもオフィスでセルフトレーニングができるのも嬉しいところ。
ひとりで学ぶのは大変!という場合は、講師付きの講座も開講しています。(有料ですが)質問もできる環境は心強いですよね。
また、資格取得お祝い金がもらえる制度も用意されています。
- MOS 365&2019(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
- 日商簿記
- TOEIC
- 貿易実務検定
- 通関士

派遣社員が同じ職場(部署)で働けるのは、原則3年まで。
3年毎に仕事を探すということを考えた場合、しっかりスキルアップしておくと仕事探しの役に立つし、社員になる可能性も広げてくれる。
このサポートは意外と大きいと思います
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【メリット】口コミからわかるテンプスタッフのいいところ
テンプスタッフの特長や強みを紹介しましたが、実際に働いた人のコメントも知っておきたいところ。
まずはメリット。
手厚いフォローに満足
テンプスタッフは、2021年の派遣会社満足度ランキング1位に輝いています。
フォローに対する評価は多いようです。
紹介予定派遣で働き始めたけど、働いてみて違うと感じた。コーディネーターに相談したら、真剣に相談に乗ってくれた。結局、他社で仕事が決定したけど、「おめでとうございます!」とエールをもらった
子育てしながらの仕事。働く時間や休みなどを相談したら、しっかりと話しを聞いてくれて希望の職場を見つけてくれた。子育てと仕事の両立に不安はあったけど、フォローが手厚く親身になってくれる存在がいて安心できた。
派遣就業中に旦那の転勤が決定。引っ越ししなければいけないと相談したら、引越し先エリアで仕事をいくつか紹介してくれました。スムーズに新しい仕事に就くことができて感謝です。


仕事紹介に満足
派遣会社といえば、コレが重要ですよね。
コロナ禍でも直ぐに仕事を紹介してくれて、1週間ほどで決定しました。しかも高時給で満足しています。
地方の田舎町ですが、作業系の派遣の仕事を紹介してくれました。都会はわかりませんが、ここだと派遣はそこまでメジャーじゃないです。テンプスタッフは、事務系しかないと思っていましたが、ちゃんと希望の仕事を紹介してくれました。
子育て中ということもあり、近場での時短勤務を希望していました。コーディネーターさんが親身に話を聞いてくれて、タイミングかもしれませんが、ぴったりなお仕事を見つけることができました。


営業担当が頼りになる
営業担当の良さも口コミでは目立ちました。
働き始めてすぐに妊娠が発覚。それでも営業さんは、体調を気にかけてくれて、うまく派遣先に伝えて仕事を継続させてくれました。あと、産休が取れることも教えてもらい、本当に感謝しかありません。
派遣先の都合で合併された会社で働くことになりました。契約条件が違っていたのですが、派遣先との話し合いを設けてくれて、しこりを残さず問題を解決してもらいました。その後の働きやすさに関わるので、とても助かりました。
派遣先が求めるレベルに自分の実力が追いついていないことを実感していたときです。どうしてもスキルと経験がほしかったので、自分自身は続けたかった。営業さんがその頑張りを知ってくれて、派遣先に交渉してくれて「派遣社員を替えて」と言われることなく、勤め上げることができました。
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【デメリット】口コミからわかるテンプスタッフの注意点
いい口コミしか無い企業は、ちょっと怪しいですよね。
仕事の紹介がこない
派遣会社あるあるですが、テンプスタッフでも仕事紹介がないという口コミもちらほら。
エントリーしたけど、なかなか連絡がないし、電話で確認してもいつも社内選考落ち。年齢かもしれないけど、それだけで落とされるのは悲しいし、仕事を紹介してほしい。
人気ありそうだし、登録者が多いからかもしれないけど、なかなか社内選考を通りません。他社で似た案件に応募してみたら、スッと通りました。
未経験OKとなっていたのに応募しても全く通りません。仕事は紹介してくれましたが、希望からは程遠いもの・・ うーん。。
コーディネーターがイマイチ
仕事紹介時の態度に不満をもつ人がいました。
登録がうまくできなくて、何度か電話で教えてもらっていました。なかなかできない私にイライラしたのか「話を聞いてください!」と怒るので、怖かったです。
社内選考が通り、職場見学のスケジュール調整をしていました。なかなか連絡がこないので、電話で確認するとスケジュール調整が難航していると。数日後にメールが来たと思ったら「社内の都合でお話を進められません」でした。
仕事を数件紹介してもらったんですが、あまり希望者なくお断りをしました。それからも仕事紹介はくるのですが、夜遅くにも電話がかかってきて困っています。しつこいなと思いました。


営業担当が頼りない
フォローアップに定評のあるテンプスタッフですが、全員ではなさそうです。
長いこと同じ派遣先で働いているのに、全然時給交渉が通りません。技術もかなり習得したのに納得できません。
派遣先と業務内容のことで何度か揉めてしまい、面談などしていました。けど、一方的に契約を切られることに。営業担当者としての経験が浅くて、本当に頼りになりませんでした。
派遣先と相性が悪くて、初回の更新で終わると伝えたところ、あと1ヶ月お願いと言われて了承しました。けど、どうも派遣先に辞めることが伝わっていなくて、新しい仕事をお願いされる始末。結局、急に辞めると言ったように受け取られ不愉快でした。
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結局、口コミどっちを信じればいい?
業界経験があるゆえの個人的な所感でのお話になります。
営業担当は運。だけど、社風は出る
派遣会社の営業担当には、良い口コミと悪い口コミの両方があります。
「どこの派遣会社がいい?」というより営業個人に依存するんです。
新人営業で頼りないこともあれば、新人だからこそ、つたないながらも誠意ある対応を一生懸命する人もいる、という感じ。
ベテランで交渉力に長けていて、いろいろ調整してくれる人もいれば、派遣先のことばっかり見てて、うまく丸め込もうとする人もいる。
ここは、どの派遣会社を選んでも運なのが実情です。
ただ、派遣会社のカラーはあるんですよ。
ノルマが厳しい派遣会社だと、どうしても「売上たてなきゃ!」とフォローがおざなりになったり、全然希望しない仕事をさせようとしてくる。
一方で派遣社員を大切にするとしっかり方針を立てている会社は、変なことをする営業は少ない。(いないとは言いません。どんな組織にも変わった人はいるので)
某社(大手)は、営業のノルマが厳しくて担当する派遣社員も120名以上。
次々に担当が変わることで有名なところもあります。
そういう意味では、テンプスタッフは安心できる派遣会社だと思います。
そんな話を本当に聞きませんでしたので。
口コミも良いものが多いところをみると、多くの人が感じているのだと思います。
>>テンプスタッフの公式サイトはこちら

仕事を紹介される、されない
この問題は本当に難しいのですが、仕事の紹介の量や質が決まるのは次の3つが関係します。
- 希望する条件(業務内容や勤務時間、時給)
- 派遣会社がもっているお仕事数
- 年齢
中でも、2の派遣会社がもっている仕事数(取引先社数でもある)が大事。
希望する条件が厳しくても案件数が多ければ紹介される可能性はあります。
正直、派遣のお仕事も正社員同様に年齢が高くなると紹介数が減ってくるのが現実です。
ここに派遣法も絡んでくるので、まぁややこしい。
それでも案件数が多い会社は、いろんな企業と取引があるので紹介される可能性は高いといえます。



1つ注意したいのは、大手は登録者も多いのでライバルも多い。
社内選考で負けるというのは、そういう理由もあったりするよ
業界経験者からみたテンプスタッフ
業界最大手ですから、テンプスタッフのことを知らない業界人はいません。
口コミだけではわかりにくいテンプスタッフの強みを解説します。
時給は悪くない
派遣会社には、「マージン率」を公表する義務があります。
大手の派遣会社は、厚生労働省や労働局の監視を気にしていますから、マージン率が異常に悪いことはありません。
例えば、テンプスタッフ東京丸の内オフィスのマージン率は23.2%。
派遣料金の76.81%は、派遣社員の賃金ということになります。
「約23%もマージンってぼったくりじゃないの!?」
と思うかもしれませんが、派遣協会が公表している平均マージン率は約30%。
そして、このマージン率はまるまる派遣会社の利益ではありません。
例えが悪くて申し訳ないのですが、レストランで例えると派遣社員の賃金は材料費みたいなものです。
料理人やホールスタッフを雇ったり、レストランの運営費などが他にも必要ですよね。
マージンには、その費用も含まれます。
派遣会社のマージンに含まれるもの
- 社会保険料(労使折半です)
- 派遣社員の有給用の費用
- 教育訓練費
- 人件費やオフィス運営費
- 利益
まとめると、テンプスタッフの派遣社員への還元は妥当かそれ以上ということです。
他社と比べてみました。(2022年度)
テンプスタッフ | 23.3%(丸の内オフィス) |
---|---|
パソナ | 32.4%(東京本社) |
アデコ | 29.0%(霞が関) |
リクルートスタッフィング | 30.7%(本社) |
スタッフサービス | 31.1(内幸町第一オフィス) |
マージン率は、オフィスによって変わるので一部を切り取ってどうこうは言えません。
また、会社全体で低すぎると企業の安定性や教育体制に不安がでてきます。
ただ、テンプスタッフのマージン率は高すぎることは無いようです。
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地方エリアも強い大手
大手派遣会社は、全国展開を強みにしているところが多いですが、地場の派遣会社に負けていることも実は多いんですよ。
「地元だけを集中!」と、「全国やります!」だと人員配置などに差がでそうですよね?
実際に2~3人程度で1県を見ている大手もあります。
ただ、テンプスタッフの場合、地場の派遣会社と合併して大きくなったエリアもあり、地方も強いという特長もあります。
岩手県での事務案件(2022年12月23日時点)
テンプスタッフ | 117件 |
---|---|
パソナ | 20件 |
アデコ | 25件 |
リクルートスタッフィング | 18件 |
スタッフサービス | 155件 |
もちろん全部の都道府県で地元の派遣会社などより多くないかもしれませんが、調べて見る価値は十分にあります。
通勤交通費は時給外で支給
テンプスタッフは、通勤交通費を支給するとしています。
「時給に含めずに」ということです。
これは、同一労働同一賃金という法改正の影響もあって、多くの派遣会社で交通費支給はされています。
ただ、「時給に含む」とされてしまうとデメリットがあります。
- 税金が高くなる
- 利用する電車や距離によって交通費が高くなると、実際の手取りが減る
テンプスタッフは、1ヶ月単位で通勤交通費を支給するとしていますので、時給とは別になります。
気をつけたいのは、社会保険料を計算する時の年収は交通費を含んだものになります。(テンプスタッフがというより、法律で)
扶養内で働く場合は、支給された交通費も含めて計算する必要はあります。
参照:通勤交通費にいついて│テンプスタッフ
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【結論】テンプスタッフがおすすめな人
ではどんな人がテンプスタッフに向いているかというと、以下のどれかに当てはまる人です。
- オフィスワークを希望する人
- 大手企業で働きたい人
- 派遣の仕事が少ないエリアの人
オフィスワークを希望する人
正直なところ、誰が登録してもいいのではと思える会社ですが、オフィスワークを希望する人はマストでしょう。
事務系の派遣はとにかく強いです。
特に都市圏に住んでいる人は選んでおいていいと思います。
地方にいくと事務以外の仕事の比率が上がってきますが、それでも派遣会社の中では多い方になると思います。
大手企業で働きたい人
大手企業で働きたい場合、中小の派遣会社だと取引社数が圧倒的に少ないです。
なので、テンプスタッフか大手企業系列の派遣会社に登録するのがベスト。
ただ、登録したとしても大手でライバルも多いので必ず働けるわけではないことは、覚えておきましょう。
大手の仕事数が多いので「確率を上げる」という意味での登録になります。
派遣の仕事が少ないエリアの人
都市圏では、派遣という働き方はいたって一般的です。
ただ、地方によっては派遣社員はあまりいないよ、というところもあります。
そういう場合、派遣の仕事自体が少ない可能性があるので、地方も強いテンプスタッフに登録しておくことをおすすめします。
地元の派遣会社と2社登録できるとベスト。
テンプスタッフの場合、東京や大阪に本社がある企業と取引があり「その会社の地方拠点の案件をもっている」といったこともあるんですよ。
本社が人事権を握っていて、派遣会社を本社が選んでいるような企業での仕事、という意味です。
その場合、地元の派遣会社が取り扱っていない仕事になることも多いですよ。
>>テンプスタッフの公式サイトはこちら

テンプスタッフへの登録方法は4つ
テンプスタッフの登録には4つの方法があります。
- 来社して面談しながら登録
- オンラインで面談しながら登録
- 電話で登録
- WEBに入力するだけ(面談なし)
※ただし、エリアによっては未対応の方法もあるようです



コロナの前は、どの派遣会社も来社して登録が一般的だったけど、コロナをきっかけに面談方法は大きく広がったよ
おすすめは「面談あり」の登録
登録する場合、1か2の面談ありの登録をおすすめします。
なぜかというと、「あなた」のことをよく知ることができて、よりマッチした仕事が紹介される可能性が高いから。
登録時は、インタビューのように職歴やスキルを細かく聞かれます。
なぜかというと、細かく聞くことで人選するときに「ヒット」させやすくするため。
職歴を細かく書ける人って、実はあんまりいないんですよ。
コーディネーターからしたら、「情報が足りないっ」ってなることがあります。
また、直接話すことで人柄などもつかめるので、「あの会社の社風に合いそう」などの判断もしています。
オンライン登録は簡単なのですが、情報が少ないので仕事紹介が少なかったり、的はずれな仕事だったり、結局電話でいろいろ聞かれた、なんてことになります。
なので、オンライン登録している人より、しっかりと情報が揃っている面談済みの人のほうが有利になるケースもあるんです。
面倒なんですが、面談ありの登録を選んでみてください。
直接会うことで、詳細な希望も伝えられますし、質問もできるので結果的に一番効率的だったりしますよ。
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まとめ
テンプスタッフについて書くにあたり、口コミをいろいろ調べてみましたが、業界での印象通りだと思いました。
もちろんよくない口コミもあります。
派遣会社は大勢の人と関わりますし、営業担当もいろんな人がいるので、トラブルは正直なところ付き物。
あとは、会社の姿勢だったり安定性が重要かなと思います。
そういう意味では、テンプスタッフは業界最大手という顔もあるので、問題ない企業だと思いおすすめしました。
よかったら検討してみてくださいね。